当事務所のある島根県江津市(ごうつし)は、一級河川・江の川の河口にあります。広島・島根の2県にまたがる中国地方最大の河川で「中国太郎」と呼ばれています。
広島県に降った雨は日本海を目指し、江の川を流れてきます。中国山地を貫流し、平成30年7月と令和2年7月の豪雨により、江の川沿いの地域では深刻な浸水被害が発生しました。
また平成25年8月にも県西部が記録的な豪雨に見舞われ、多くの被害を受けました。「ただちに命を守る行動を取ってください」という呼びかけは、このときからと記憶しています。
豪雨などの自然現象は、発生自体を抑えることはできません。しかし事前に防災用品を備えたり、避難経路を確認しておくことで、被害を最小限にする「減災」は可能であると思います。
まずは、自治体のホームページ等で、お住まいの地域のハザードマップや防災マップを調べることをおすすめします。
江津市のホームページにも「防災マップ」のページがあります。
防災マップをご確認ください
https://www.city.gotsu.lg.jp/soshiki/4/2664.html
地震や台風、火災などの災害はいつ起こるかわかりません。普段から非常時に備え、防災用品を整え、各家庭で避難場所を決めておくなどの準備と心構えが大切です。
実はハザードマップと防災マップは同じものではありません。
ハザードマップは、災害の被害を予測する図で、災害の種別ごとに存在しています。過去に大きな被害があった場所が記されている場合もあります。
一方、防災マップは、避難場所や避難場所、公共施設などを示した地図で、災害種別を問いません。
自治体によっては個別にマップ化されていたり、この両方をまとめて地図化しているところもあるようです。
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」では、各地域のハザードマップを閲覧することができるので、身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。
ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/
~身のまわりの災害リスクを調べる~
「わがまちハザードマップ」では、各市町村が作成したハザードマップへリンクします。地域ごとの様々な種類のハザードマップを閲覧できます。なお公開していない市町村のマップの確認は各市町村に問合せが必要になります。
また「重ねるハザードマップ」では、洪水・土砂災害・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどの複数の防災情報を、地図や写真に自由に重ねて1つの地図上で同時に表示できます。
操作方法のページもあり、操作も難しいものではないので、一度確認しておくことをおすすめします。
最終更新日 2021年3月17日